WEB校長室
丹澤校長メッセージ112(9月22日 行事は人を育てる~合唱コンクール・体育祭~)
2025.09.22 丹澤校長メッセージ
先週、そして前々週と、私たちの学院では大きな行事が続きました。
合唱コンクール、そして体育祭。中学1年生から高校3年生まで、全校が一つとなって取り組む我がアサンプションならではの取り組みです。
これらの行事が成功できたのも、合唱コンクールでは舞台裾で司会進行をしてくれた人たち、体育祭ではスポーツ委員の皆さんが準備から進行までをしてくれたお陰です。本当にご苦労様でした。
合唱コンクールでは、ステージに立つクラスの姿から、それぞれの練習の積み重ね、努力の跡がしっかりと伝わってきました。
指揮者や伴奏者だけでなく、歌う一人ひとりが主役となり、クラス全体が一つの響きを生み出す。その瞬間、音楽が心と心をつなぎ、互いを高め合う力になっていました。
体育祭では、声援を送り合い、全力で競技に臨む姿が印象的でした。
勝敗にこだわるだけでなく、仲間を励まし、最後まで走り切る姿、リレーでバトンをつなぐ姿に、皆さんの成長と強さを感じました。行事を通して生まれた交流や感動は、数字や結果を超えた、かけがえのない学びになったと思います。
さて、これから迎えるのは「チャリティー学習祭」です。
ここでは、皆さん一人ひとりが日々の学びを形にし、表現する場となります。合唱コンクールや体育祭で育んだ「協力」「思いやり」「挑戦する心」を、次は学びの場で発揮してほしいのです。自分の力を示すだけでなく、仲間の良さを認め、互いに学び合い、共に新しい価値をつくっていく。そのとき、行事はただのイベントではなく、皆さんにとっての「財産」となります。
行事を積み重ねるごとに、人は成長していきます。それは「次のための練習」ではなく、一つひとつが本番であり、人生の大切な一ページです。今回の経験を振り返り、次につなげていくことが、皆さん自身を大きく育てていくのです。
どうか、次の学習祭でも、一人ひとりが主役となり、クラスや学年を超えた交流の中で新しい学びを育んでください。そしてその歩みを、自分の自信と誇りに変えていってほしいと願います。
皆さんが、互いを思いやり、共に歩むときに生まれる力は、必ず未来を照らす光となります。「行事は人を育てる」その力を信じ、これからの毎日を力強く歩んでいきましょう。
今日も一日、元気に、そして前向きに過ごしてください。
2025年9月22日
学校法人 聖母被昇天学院
アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己