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丹澤校長メッセージ87(4月8日 始業ミサ・始業式 ~SOMETHING NEW IN YOUR NEW SCHOOL YEAR~)

2024.04.09 丹澤校長メッセージ

2024年度がスタートしました。今年で学院は70周年を迎えます。その節目の年に、皆さんと一緒に始業式を迎えられることは嬉しく思っております。

ですから、4月30日の日は、小学校・中学校・高等学校の生徒たちと一緒に箕面市芸術文化ホールにて式典を行いますので、また詳細はお知らせします。

本学院は1839年、フランスのパリにおいて聖マリ・ウージェニーによって創立されたカトリック聖母被昇天修道会を母胎としています。そして、世界平和に貢献できる人の育成を願い、「誠実、隣人愛、喜び」をモットーに、世界33ヶ国にある姉妹校と手を取り合いながら、グローバルな精神を養うことで、新たな自分SOMETHING NEW!を発見し、それぞれの可能性に向かって進んで行って欲しいです。

 

今日から始まる新年度、沢山の希望と喜びに満ちていると思いますが、時には、色々な壁にぶつかり、戸惑い、立ち止まることがあるでしょう。その時は、振り返り、立ち止まることも大切です。その場所がきっと聖堂です。その時の心の支えになるのが本校の教育理念である、「LIFE  TRUTH  FREEDOM  GOODNESS  ONENESS」の5つです。覚えていると思いますが、始業式のスタートで今一度言わせてくださいね。

 

LIFE―活き活きとエネルギッシュに生きる人。

TRUTH―いかなる時でも真実を見つめ、誠実に生きる人。

FREEDOM―周りにながされず自分で判断し、自分らしく生きる人。

GOODNESS― 一人ひとりの個性を大切に、ポジテイブに生きる人。

ONENESS―誠実・隣人愛・喜びの精神を大切に、多様性を受け入れ、ともに生きる人。

「誠実・隣人愛・喜び」の意味は、「相手に喜びを与えることで、その喜びは自分にも返ってくる。」と言う「他者のため」への「分かち合いの心」です。
そして、「喜び」は、何かプレゼントしてもらって嬉しいとかではなく、当たり前のことが当たり前であることへの感謝の気持ちです。簡単に言うと、ここで皆さんと共にいる事こそが「喜び」です。 

 

天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。

ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。

そのおとめの名はマリアといった。

天使は、彼女のところに来て言った。

「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」

マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。

すると、天使は言った。

「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。

 あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。

その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。

神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。

 彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。」

 

マリアは天使に言った。

「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」

天使は答えた。

「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。

だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。

あなたの親類のエリサベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。

不妊の女と言われていたのに、もう六か月になっている。

 神にできないことは何一つない。」

 

 マリアは言った。

「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」

そこで、天使は去って行った。

                      (ルカによる福音書 1章 2638節)

 

今日から中学1年生・高校1年生の新しい仲間と共に新たな生活が始まります。この分かち合いの心で、仲間を受け入れ認めてください。ここに皆さんが居るのは、一人ひとり、意味があるからここにいるのですよ。そして、人から必要とされていることを忘れないで下さい。自分の存在使命を見いだせた時、きっと新たな自分に出会えます。

 

 

今年から、新たな取り組みとしては、 
授業時間が45分授業になります。その短縮の時間などを、「①朝の学習」「②放課後の学び」に時間を使っていきます。
朝の学びは、基本は英語をします。それは、大学入試で英語は欠かすことができないからです。大学入試も多様化し、読解問題も数年前と比べ難易度も増しています。そして、英語検定の最低でも2級・準1級が求められる一方、合格も難しくなってきています。だからこそ、基本である語彙力を伸ばしたり、日々英語に触れることを実践していきたいから、朝の学習として英語を導入しました。
大学入試だけではないです。大学に入学して、初めの試験は英語です。それでクラス分けをします。また、就職活動の時も、TOEFLの試験結果で、面接に進めるかも決まってきます。

放課後の学びとしては、韓国語の講座がスタートします。年間受講を通して、韓国語検定に挑戦してください。もうすぐ案内が届くと思います。先生も挑戦してみようかと思っています。

 

今年は、更にいろいろな事にチャレンジして、自分の可能性“SOMETHING NEW!”を見出してください。そして、活気のある学校生活を送って下さい。学校は、皆さんの手によって築き上げられます。ワクワクする、誰一人として取り残さない、隣人愛に満ちた学校に築き上げてください。

これで、始業式の挨拶といたします。

 

2024年4月8日
学校法人 聖母被昇天学院
アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己

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