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丹澤校長メッセージ59 ( 2学期 始業式 ~平等とは~ )

2022.08.25 丹澤校長メッセージ

いよいよ二学期が始まりました。夏休みの間、色々なクラブが練習や試合で頑張ってくれましたね。今年の夏は異常な暑さで体調を壊さなかったですか。今日の始業式に向けて、生徒会の皆さんが、在校生の皆さんが気持ちよく学校に登校できるよう生徒玄関を綺麗に掃除してくれたんですよ。本当にありがとうございました。

利益を考えず人のために何かをすることが奉仕の精神であり、これこそがアサンプション国際の大切なコアです。今日は元気に登校してくれてありがとう。

 

アサンプション サンロレンゾ校

先生は、この夏、校長会がフィリピンであったので行って来ました。
フィリピンにはアサンプションが12校あります。
その中で一番大きな学校はマニラにあるサンロレンゾ校です。フィリピンの歴代大統領のお子様たちが通われていた由緒ある学校で、卒業式はマニラ大聖堂で行われます。コロナがなければフィリピン研修短期留学で訪問していた学校です。

フィリピン人は明るくフレンドリーで、ホスピタリティ精神にあふれているなど人とコミュニケーションを取ることに長けた人が多いです。
今回は、その様な人柄が住むアサンプション イロイロ校についてお話しします。
アサンプション イロイロ校は、マニラより南に位置しており飛行機で1時間ほどのセブ島の近くです。飛行場を降りるとまるでハワイのようにヤシの木の並木道を通り市内へと入って行きます。道路もとても綺麗に清掃されており、治安の良いところです。
アサンプション イロイロ校も、本校と同じ規模の学校です。幼稚園から高等学校まである男女共学校です。イロイロ校の聖堂は今まで見た中で先生の一番好きな聖堂でした。
そこで、8月15日のアサンプションの誕生日のお祝いを生徒たちと行いました。

アサンプション イロイロ校の聖堂

アサンプション イロイロ校の聖堂

その時ミサで、神父様が次のように質問されました。
「死んだら天国に行きたい人」全員が手を挙げました。
次の質問は、「では、1番に天国に行きたい人?」誰も手が挙がりませんでした。

皆さんは、どうですか?
「天国と地獄」もちろん天国ですね。
「では、1番に行きたいですか」それは。。。えっえ1番は。。
いずれかは、、、まだ行きたくないですよね。

ということは、まだまだやりたいことがあるということですね。
今という時間をどれだけ大切にするかですね。
そして、自分の今の環境の中で何が必要とされているのか、自分の使命は何なのか。
自分は今何をすべきなのか、何を周りの人にしてあげられるのかなど、分かち合いの気持ち、隣人愛を持って接してください。
この隣人愛は終業式にお話ししましたね。

この「隣人愛」「分かち合い」でイロイロに滞在していて一番感じたのは、
「平等」ということでした。
差別がないということです。

例えば、家族で外食しに行く時、運転手がいたら、運転手の人は同じテーブルで食事をしますか。きっと日本なら、外で待ってるとか、別のテーブルですよね。
けれどもフィリピンは、運転手やヘルパーさんも同じテーブルで、同じメニューの食事をするんです。

この様な光景は、どこででも見かけます。
初めは少し驚いたのですが、この精神が、「人類は皆兄弟」の意味なんだと思います。
もっと簡単にいうと、皆が立っている地面の高さは同じですよね。「地面の高さは人によって異なりますか?」「同じです。」ということは、同じレベルである、すなわち平等であるということです。

皆さんも、クラスの中、学年の中、学院の中で、「平等」に人と接するためにはどうしたらいいと思いますか。人種、性別、地位など関係がないことです。
先生が思う平等に接する1番簡単なことの一つは、挨拶です。
先生、監督だからではなく、友達、先輩、後輩、守衛、お掃除、来校者、保護者の方、今日初めて会う人皆さんです。
この始業式を機に皆さん自身で「平等」ということを考えてみてください。

2022年8月25日 アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己

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