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丹澤校長メッセージ 番外編 (成人の祝 ~ 新成人と共に捧げるミサ ~ )

2022.01.08 丹澤校長メッセージ

1月8日(土)に、本校聖堂にて、成人した卒業生をお祝いする「成人の集い」を行いました。

昨年までは、修道院の聖堂で実施していましたが、今年度からは男女共学一期生という記念すべき年ということで、学校で執り行う事となりました。

高校3年生の担任であった福田先生・紅谷先生を中心に、篠原先生(旧職員)にもお越しいただきました。そして、中学校1年生のときの担任であった松平先生がミサの準備をしてくださり、副担任・高校1年生の担任であった金先生のオルガンの伴奏に加えて、神父様にもお越しいただき「新成人と共に捧げるミサ」を行いました。

私も、この学年は校長1年目で、はじめて私の手で卒業証書を渡した、思い出深い学年でもあります。

 

保護者の方もご出席いただき、ありがとうございました。それだけでなく、お散歩中だったアサンプション国際幼稚園の園児たちも、お兄さん・お姉さんのお祝いに同席してくれました。

 

 

聖書朗読 コリントの信徒への手紙

1.たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも、愛がなければ、わたしは騒がしいどら、やかましいシンバル。

2.たとえ、預言する賜物を持ち、あらゆる神秘とあらゆる知識に通じていようとも、たとえ、山を動かすほどの完全な信仰を持っていようとも、愛がなければ、無に等しい。

3.全財産を貧しい人々のために使い尽くそうとも、誇ろうとしてわが身を死に引き渡そうとも、愛がなければ、わたしに何の益もない。

4.愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。

5.礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。

6.不義を喜ばず、真実を喜ぶ。

7.すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。

8.愛は決して滅びない。預言は廃れ、異言はやみ、知識は廃れよう。

9.わたしたちの知識は一部分、預言も一部分だから。

10.完全なものが来たときには、部分的なものは廃れよう。

11.幼子だったとき、わたしは幼子のように話し、幼子のように思い、幼子のように考えていた。成人した今、幼子のことを棄てた。

12.わたしたちは、今は、鏡におぼろに映ったものを見ている。だがそのときには、顔と顔とを合わせて見ることになる。わたしは、今は一部しか知らなくとも、そのときには、はっきり知られているようにはっきり知ることになる。

13.それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。

 

 

朗読のように、本校カトリック教育の教えのように、分かち合いの心、相手を思いやる心、相手を許す心、相手を理解する心、相手を受け入れる心、これらすべてが「隣人愛」です。この隣人愛は、考え方・人種・生き方が異なっていても、この異なりを理解できてこそ、多様性を受け入れ調和に結びつきます。これは社会に出たときに、周りの人から愛される力のカギとなります。

この豊かな心の教育を本校で日々の日常生活から培ってくれていたのでしょう。卒業生たちは、きらきらとした実直な瞳で成人を迎えていました。

 

さあ、久しぶりの神父様からの祝福を受け、成人として新たな門出です。おめでとうございます。

アサンプション精神を礎に、世界のどこにいても他者のために役に立てる人となってください。今日、出席できなかった皆さん、いつでも遊びに来てください。また、嬉しい知らせのとき、心が折れてしんどくなったときは、本校に戻って来てくださいね。

 

 

2022年1月8日 アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己

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