WEB校長室

丹澤校長メッセージ48 (2学期終業式 ~ Merry Christmas! 喜びを与えれる人へ ~ )

2021.12.24 丹澤校長メッセージ

明日から皆さんの楽しみにしている冬休みです。

2021年も、皆さんが一緒に協力してくれたお陰で無事に終えようとしています。こうして、対面で終業式ができることも、学校に次第に活気がみなぎってきたからです。

 

2学期は、デルタ株と共に始まりオンライン授業へ変更、その後ハイブリッド形式で授業を再開しました。そして、体育祭・学院祭は規模を縮小し、野外で実施しました。今までのようにはいかず少し寂しい部分はありましたが、完全野外学院祭は本校だけではないでしょうか?お天気も味方してくれて良かったですね。

行事を中止する事は容易ですが、できる限り中止をしないのが本校です。皆さんの日頃の学びから得た知識と思考力で、それぞれの行事を自分達が企画し、実行する。またその過程にも多くの学びがあります。それは、人との関わり合いから得る「心の学び」です。ですから本校は、机に座るだけの学びではなく、体験を通した学びも大切にしています。

 

次に、中学校3年生の沖縄修学旅行、高校2年生の北海道と石垣島への修学旅行、そして高校3年生の修学旅行の代替としてのUSJも無事に行くことができました。

振り返ってみて如何でしたか?行き先が変更となり残念に思った方もいたでしょうが、友達と時間を共にする事で得た「喜び」があったと思います。人との関わりで得る「喜び」には心があります。心の喜びは、ゲームやネット上では得ることができません。

振り返ってみるとこのように様々な出来事のあった2学期でした。コロナ禍以前には、できて当たり前だったことが、こうして一つ一つ再開していくことは、とても嬉しいことです。皆さんも2年前までは、思いもしなかったことかもしれません。

 

 

今日は、クリスマスを迎えるにあたって、この「心の喜び」について一緒に考えてください。

待降節も4週目に入り、4本目のキャンドルに火が灯されました。救主イエス様のご生誕のお祝いの日であるクリスマスがやって来ます。カトリックとしてのクリスマスはプレゼントをもらう為の日だけでなく、共にご生誕の「喜び」をお祝いするための日でもあります。皆さんも「喜び」を人に与えることのできる心ある人にならないといけません。

笑顔で挨拶する事で与える「喜び」、友達や自分の善さに気付く「喜び」、お友達との協働から得る「喜び」など、たくさんの「喜び」があります。自ら「喜び」を与える事で、周りからも「喜び」を得ることができます。もっと簡単に言うと、自分がしてもらって嬉しい事を、お友だちにしてあげられた時に「喜び」を与えれる人になります。そこには、嬉しさ・幸せ・感動する心があります。

 

これは、人との交わりで得れる「心の喜び」です。これが、本校の『CORE VALUE』にある『ONENESS』の精神です。「誠実・隣人愛・喜びの精神を大切に、多様性を認め、共に協働する人」です。この「誠実・隣人愛・喜び」は本校のモットーでもあります。

皆さんも、今年のクリスマスは、いつもより特別な日となるように、心の開け方を工夫し「喜び」を見つけてください。

 

最後になりましたが、2学期:期末試験で100点をとった方は、ホームルームの後、校長室にお越しください。この校長賞が行われるようになって、「100点って取れるようになるんだ!」と言う皆さんからの声を聞くようになりました。引き続き、応援しますのでベストを尽くしてください。

 

 

また自主的なボランティアで、自転車置き場の誘導・学校説明会のプレゼンや受付などに参加してくれた皆さん、本当にありがとうございました。その方々も、お礼を言いたいので校長室にお越しください。

 

学校説明会のお手伝いは、ボランティアですが、皆さんの将来に役立ちます。人前でのスピーチは、英語ではない日本語でも、とても人間力が鍛えられます。何を話そうか、どのような話の組み立てにしようか、どのように話せば伝わるか、考えることで論理的思考力が養われます。人前で話すのが恥ずかしいとか、恥をかきたくないという気持ちがあれば、今のうちに慣れておくのはとても良い経験になります。皆さんぜひ挑戦してください。

そして学校は、ここに居る皆さんが主体性を持って築き上げていくものです。先生たちはサポーターです。来年は、さらに目標に向かって恐れずに挑戦してください。一緒に力強い学校に築き上げていきましょう。

 

来年、2022年は寅年です。「物事がほかの物事を促進したり、育てたりする関係」を意味するようです。その観点から、2022年は「人と人との関わりから成長する年」となるでしょう。

 

引き続き健康に気を使って、新型コロナウイルスの感染対策を徹底し、元気な姿で年明けの3学期始業式に、またお会いましょう。

 

……..may PEACE, LOVE, HOPE and JOY be born

in your heart and home this Christmas!


「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」(ルカ2:11)

 

 

2021年12月24日 アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己

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