WEB校長室

丹澤校長メッセージ43 (高校1年生 聖堂訪問「生き甲斐」 ~「イキ」(生き)と「ガイ」(甲斐)~)

2021.07.13 丹澤校長メッセージ

あと10日で東京オリンピック開会式が行われます。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大半の会場が無観客で実施するとのことです。今日も続いているパンデミックの中で、私たちはもう一つのコアバリュー、つまり「人生」についての理解を深めましょう。




皆さんがここに居る理由は、アサンプション国際が皆さんの居場所だからです。

「人生ってなに?」この質問には非常に幅広い回答があります。大きな理由としては、存在する “ 理由と目的 ” があるからです。すなわち、それが「生きがい」です。

「人生」は、私たち一人一人が存在する理由を持っていることを意味します。そして、すべての「人生」には目的があります。人生は、毎日呼吸しているだけや、ただ単に幸せだからと言って、成功するものではありません。そこには“ 理由と目的 ”があります。この人生の“ 理由と目的 ”を見つけることができるのが、アサンプション国際の教育です。

一人一人がこの世に生まれてきた“ 理由と目的 ”を見つける手助けをします。

 

茂木健一郎氏(日本の脳科学者 ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー)も「IKIGAI~日本人だけの長く幸せな人生を送る秘訣」という本を書いています。この本では、生き甲斐の5本の柱について語っています。

第1の柱:小さくはじめること →あなたに喜びと幸福を与える日常のことに注意を払う

第2の柱:自分自身を解放する →あなたが誰であるかを自由に受け入れてください。

第3の柱:調和と持続可能性 →他の人が必要であることを忘れないでください。私たちはお互いに影響を及ぼし、お互いを必要としています。

第4の柱:ささいなことの喜び →小さな「喜び」に感謝します。笑顔、おいしい料理、誰かの優しさ、誰かを幸せにする機会…。

第5の柱:今ここにいる →今を感謝しなさい。過去は終わり、未来はまだありません。だから今のこの瞬間が大切です。

参考:「IKIGAI~日本人だけの長く幸せな人生を送る秘訣」著者 茂木健一郎より

 

今月4日フィリピンで軍用機が墜落し、約50人の若い軍人が亡くなりました。これは訓練を卒業したばかりの最初の任務です。彼らが飛び立ったとき、誰もこの事故が起こるだろうとは思いもしていなかったことでしょう。機体には異常が見られず事故でした。

このように私たちの人生がいつ終わるかはわかりません。だからこそ私たちは今を精一杯生きましょう。


今日が1学期最後の聖堂訪問で、次に高校1年生の皆さんと一同を介するのは2学期です。これからもお互いを頼りにし、人生の喜びと奇跡を一緒に経験していきましょう。

 

時間やチャンスを無駄にせず、お互いに人生を分かち合い、
与えましょう…
言葉と行動で…
思いやりや優しさの小さな行動、
感謝の言葉…
可能性は無限大です。

 

 

2021年7月13日 アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己

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