WEB校長室

丹澤校長メッセージ30 (校長講話~収穫感謝祭~)

2020.10.26 丹澤校長メッセージ

涼しい秋風に、高く澄んだ空。大きく深呼吸したくなるような、気持ちの良い季節です。
ますます深まる秋を感じながら、実りの秋、収穫の秋、恵みの秋を感じていると思います。

 

週末は、今年度初めて全校生徒が参加する、体育祭と学院祭が行われます。
また、学院祭の日は、ハロウィンです。ハロウィンも新しい生活様式の中開催されると報道で耳にしました。日本で行われているハロウィンは、仮装をするイベントのようになりつつありますが、起源はヨーロッパにいたケルト民族の秋の収穫感謝祭でした。

ハロウィンは、11月1日のキリスト教の聖人(キリストに忠実に従い、その教えを実行した人たちのこと)に祈りを捧げる祝日「万聖節」の前夜祭で、秋の収穫をお祝いし、悪霊を追い払い、先祖の霊をお迎えするという、日本でいえばお盆にあたる行事になります。

キリスト教では、10月31日の夜に先祖の霊が家族に会いに帰ってくると信じられていました。しかしそのときに、悪霊も一緒にやって来て、作物に悪い影響を与えたり、子どもをさらったりと、悪いこともするといわれていました。そこで人々は悪霊を驚かせて追い払うことを思いつき、仮面をかぶったり、仮装をしたりし始めたと言われています。

ハロウィンの本来の意味も理解したところで、今年のハロウィンは、仮装するだけでなく、大地の豊かな産物を与えてくださる神様に、“感謝”の心を持ちましょう。私達は、日々の“食物”によって、お腹を満たし、成長していっています。それらの豊かな産物を与えてくださる“神様”へ感謝する事が、人生の感謝に続がります。

 

最後になりましたが、先週行われた「中学校スピーチ・プレゼンコンテスト」で発表してくれた生徒の皆さん、相手に伝えようとする表現力は大変素晴らしく、聴いている私たちを魅了してくれました。

 

また、プレゼン部門では、本校史上初の男子生徒が優勝しました。本校では、スピーチ部門だけでなく今の時代に必要とされる理論的思考力の育成のためにもプレゼンテーション部門もあります。

プレゼンテーションの語源は英語の「present(プレゼント)」で、動詞としては、「提示する」「示す」「進呈する」という意味を持ちます。プレゼンテーションの語源には相手への贈り物という意味が含まれているため、実際にプレゼンテーションする際には聞き手の立場に立って、分かりやすく理論的に伝えることが重要です。本校は、世界のリーダーになれる人材育成に努めていますので、このプレゼンテーションコンテストは、日ごろの学習の集大成と言えます。

 

そして、フランス語大会では、11年ぶりに、全国からの参加者の内15名に入り入賞、全国大会に出場します。この15名は、学生だけでなく社会人も含みますので、大変名誉な事です。

また、中間試験で100点を取った9名の皆さん、明日、招待状が届きます。楽しみに待っていてください。

 

2020年10月26日 アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己

 

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