WEB校長室

丹澤校長メッセージ26(校長講話 ~探究心を持って挑戦する~)

2020.07.20 丹澤校長メッセージ

おはようございます。今学期2度目の放送による全体朝礼です。
この3月から約5ヶ月間、一堂に会しての全体朝礼は行われないまま、今学期が終わろうとしています。
皆さんが楽しみにしている行事も思うように実施できないのが現状です。
そんな中、7月18日に学校説明会が行われました。在校生の皆さんもお手伝いに来ていただき有難うございました。
 

私は、「環境は人を育てる」と考えています。
どのような環境に自分の身を置くかによって、自分の成長、目指す方向性は変化します。
5つの教育理念である、「Life, Truth, Freedom, Goodness, Oneness」は「エネルギッシュに誠実に、自分らしく、ポジティブに多様性を受け入れ生きていく人」を指します。
本校の教育の土壌となる環境は、この教育理念のもと、成り立っています。
教育理念は、生徒玄関にも掲示していますので、一度ゆっくりと立ち止まって見てください。

また、5つの教育理念で示した心の在り方は、今現在だけでなく、皆さんが大学生になり、社会に出て生きていく時に一番必要とされる力です。
これから出会う様々な困難に対して、どれだけエネルギッシュに立ち向かい、自分らしくポジティブな考え方で乗り越えていくかが重要です。
そこで必要なのが「考える力」です。その考える力の原点が、本校の教育の3本柱の一つである「アサンプションPBL」 にはあります。

アサンプションPBLでは、21世紀型スキルの中で最も大切な「論理的思考力・批判的思考力・創造的思考力」を養うことができます。それらは、授業での学びだけでなく、日々学校で皆さんが友だちとのおしゃべりを通して触れ合ったり 、議論を交わし、互いに磨き合うことで、身に付けることができます。
「アサンプションPBL」では、物事を深く掘り下げるための思考力を養うことができます。
日々の学校生活、探究の授業、各教科の授業、行事全てにPBLの要素を含んでいます。
 

また、皆さんが日頃受けている「探究」の授業も同様です。
「たんきゅう」は2つの漢字で書くことができ、「究める」と書く「探究」と、「求める」と書く「探求」とがあります。
前者は、深く掘り下げて物事の本質を見究めようとする気持ちが旺盛なことを表します。
後者は「求める」とある通り、何かを手に入れようと探し求めることです。
“自分の理想を探求する”や“世界一のカレーを探求する”といった表現をする場合、何かを手に入れようと探し求めているので「探求」を使います。
本校の「探究科」は、深く掘り下げ、物事の本質を見究める力を身につける授業なので、前者の「探究」を用いています。

 

アサンプション国際には上記の学びを充実させる環境が整っています。
 

本校には、学校外でも様々な場所で活躍してくれている生徒がいます。
昨年ウインドサーフィンで「トビタテ!留学JAPAN」に選ばれ、ポーランドに行った生徒や、今年は「おおさかグローバル塾」に選ばれ、世界に飛び立とうとしている生徒、バレエやバイオリンで活躍している生徒など様々です。
どうぞ、この学びの環境のもと、皆さんの夢に向かって探究心を持ち、挑戦し続けて下さい。
高校3年生の皆さんとちょうど同級生にあたる、17歳11ヶ月で史上最年少タイトルを得た藤井聡太さんも「今後も探 究心を持って挑戦していきたい。」と記者会見で語っていました。
 

来週から期末試験です。自分の夢を叶えるためには、学力も必要です。
各教科、勉強の仕方を究めて、納得のいく学びにして下さい。
中間で100点を取ったのは17名でした。その中でリピーターは3名いました。
期末も引き続き努力して下さいね。
100点を取ってケーキでお祝いしましょう。待っています。
 

2020年7月20日 アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己

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