WEB校長室

丹澤校長メッセージ18 ( 春休を迎えるにあたって ~ 校長からのメッセージ ~ )

2020.03.20 丹澤校長メッセージ

この度、国からの新型コロナウイルス感染拡大防止の要請に伴い、生徒の皆さんは、休校を余儀無くされ、不完全燃焼の締めくくりとなった事と思います。

きっと皆さんは、今年度を締めくくるために一所懸命に小学生は「まとめの試験」、中高生は「学年末試験」に向けて勉強していたことでしょう。
また、お友達や先生方と一緒に学び、過ごす時間も失われてしまいました。しかしこの予期せぬ出来事は、言葉を変えれば、自分自身で学ばなければならない時間を与えられたということです。

最善策を考え・見出し、問題を解決するかが問われます。これが本校で養われている「生きる力」、すなわち「アサンプション課題解決型学習PBL」です。今こそ、皆さんが身に付けた「生きる力」を発揮する時です。

 

先日、3月13日に小学校の卒業式、そして、3月19日は、中学校の卒業式を無事に終えることができました。

ウイルスは目に見えないため、保護者の皆様には、“一同に会することは避けるべき”と判断し、式への参列をご遠慮いただきました。大変心苦しく、私自身も子を持つ親として胸が締め付けられる思いでした。しかし、我々教職員は卒業式だけは、子供たちが次へのステップに進むための“けじめ”と考え、何があっても執り行う思いで当日を迎えました。

お陰様で、暖かい式を執り行うことができました。本当にお子様のご卒業誠におめでとうございます。そして、生徒の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

卒業式当日、登校してきてくれた卒業生皆さんのお陰で、休校になってから閑散としていた校舎の中から、久しぶりに笑い声が響き渡り、懐かしく、胸が熱くなるものがありました。

日々の当たり前の生活が当たり前でなくなることは、ある日突然やってきます。私たちが、どれだけ平和な社会で過ごせていたかを見つめ考え直す事ができたのではないでしょうか。
どうぞ、皆さんも今一度自分を見つめ直し、平和について身近なところから、社会や世界へと目を向けてみてください。

 

今思えば、高校2年生の皆さんと1月末から2月の初めにかけて行った、ポーランド・北海道の修学旅行は、1カ月、いえ数週間遅かったら中止でしたね。ポーランドからの帰路で、新型コロナウイルスの感染拡大の報道を聞き、皆でマスクして飛行機に搭乗したことを思い出していました。

この1か月で世界情勢が瞬く間に混乱と危機を迎えています。それにより、中学生はニュージーランド・高校生はカナダへと、現在ターム留学また個人留学に行っている皆さんの国の学校も夏休みまで休校となり、急遽帰国することとなってしまいました。夢と希望を一杯抱いて出発した皆さんの顔を思い出しながら、最後までやり遂げることができなかった事を考えると残念で仕方ありませんが、安全第一です。

「帰国してください。」

と、皆さんにお伝えしましたが、双方とも飛行機のキャンセルが相次ぎチケットがなかなか取れず、同日に帰国することとなりました。
先生は伊丹空港にニューランドからのお迎え、岡本教頭先生は関西国際空港にカナダからのお迎えに手分けして行きますね。元気な姿でお会いできることを願っています。

 

最後に、3月19日までは、大阪府教育庁から23日からクラブ活動を再開してもよいとの通達だったので、すぐに皆さんに23日からクラブ活動再開とお知らせしたのも束の間、20日に大阪府知事から再度休校の要請が入りました。皆さんにお会いできると楽しみにしていたので本当に残念で仕方ありません。

しかし、何よりも皆さんは「新型コロナウイルスに感染しない」ことが最優先です。自宅での時間の過ごし方を工夫し、ご家族とのコミュニケーションを大切にしてお家のお手伝いをしましょう。そして、手洗い・うがい、消毒、マスクの着用、換気等を常に意識し、不要な外出は控えてくださいね。

 

私達教職員は、早期の終息を祈りつつ、この局面を乗り切り、日常の学校生活が再開できるように努めております。
どうか保護者の皆様、生徒の皆さん、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

教職員一同、皆さんを「学校で待っています」。4月に素敵な笑顔で登校してください。

 

2020年3月20日 アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己