WEB校長室

丹澤校長メッセージ68( 2023年 中学校卒業式 )

2023.03.22 丹澤校長メッセージ

Congratulations on your graduation day today.

Today is an important day for you just as it is for us. We celebrate the end of an important stage in your education and the beginning of a new one that will be exciting and even more challenging.

We wish you all the best for the future hoping that the seeds of Assumption Education that we planted in you will grow and bloom to become the adults who will make a difference wherever you may be.

保護者の皆様、お子様のご卒業誠におめでとうございます。
この学年は、入学式も延期・簡略化し、スムーズなスタートをさせてあげられなかったからこそ、本日は、お子様の立派に成長した姿を見ていただき、ご一緒にお祝いできることを大変嬉しく思います。教職員一同、皆様の学院へのご協力とご理解に感謝申し上げるとともに、心よりお慶びを申し上げます。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
本日、61期生が、アサンプション中学校を巣立ちます。

皆さんが胸を膨らませていた中学校入学式は、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となり、分散登校が始まりました。そして、全ての行事が縮小・中止となり、期待していた活気溢れる学校生活ではなかったと思います。その悔しい思いを経験したからこそ、今年度、充実した最高学年にしたいと皆が心を一つにし、最高の学年を築いてくれました。

それを間近で感じたのは、修学旅行に同行した時です。友達一人ひとりを深く知り、理解してあげている姿勢は、大家族そのものでした。強風でマリンスポーツはできなかったけれど、充実した時間を過ごし、レクリエーション大会もとても楽しかったです。先生も、一緒にゲームを楽しんだり、琉球村では民族衣装を着たりと楽しませてもらい大切な思い出として残っています。何よりも、皆さんは、明るく、真っすぐで、人なつっこいです。笑顔が素敵ですよ。

皆さんは、温かく人を受け入れるのが自然にできて、そばで見ていて、喜びは与えられるのを待つだけでなく、与えるものだと改めて実感しました。そういった時こそ、大きな原動力となり、周りの人、社会を動かすことができます。

色々なところに気を配りながら学校全体を盛り上げてくれました。先輩として逆境に置かれても立ち向かい前進することの大切さを伝えてくれました。
これは、まさしくマリ・ウージェニーの教えである「苦しみは魂を強くする」ということです。
自らの意志と希望で学校生活は築かれます。コロナ禍でしんどい時もあったでしょうが、己の信念を貫き、自分らしく夢の実現の一歩を踏み出してくれたのではないでしょうか。
これらは、何よりも皆さんの内から溢れ出てくる「誠実・隣人愛・喜び」の精神が心に宿っているからです。本校の教育理念「LIFETRUTHFREEDOMGOODNESSONENESS」である、「エネルギッシュに誠実で、自分らしくポジティブに多様性を認める人」の証です。

先月1月に、先生は本部パリでInternational Assumption Together国際セッションに参加しており、世界中のアサンプションのシスターや関係者が集まりました。そこで一番強く感じたのは、アサンプションは世界のアサンプションであるということです。
この箕面の地にいると、自分たちだけと言う思いになりますが、世界に出るとアサンプションは無敵です。
これからの皆さんは自分たちの手で世界を掴みにいく時代です。それは、5年後、10年後、20年後になるかもしれません。その時、「アサンプションファミリー・世界のアサンプション」の意味を実感してくれる時があると信じています。

今日で義務教育は終わります。この卒業を機に、先生から皆さんにエールの言葉を贈ります。

「たった一度の人生。人目を気にせず、自分のやりたいことに挑戦してください。そして道なき道を切り開き自分らしく輝け!」

次に、高校生活が待っています。成人の仲間入りをする前の、最後の学校生活です。自分に後悔がないように、己の夢に向かって進んでいってください。自分だけが突っ張るのではなく、どんな時も他者と協働しながら、自分の価値を高めていく柔軟性を持ち、多様性と調和を心に留めておいて下さい。

聖書にもこう書かれています。

「求めなさい。そうすれば、与えられる。
探しなさい。そうすれば、見つかる。
門をたたきなさい。そうすれば開かれる。
だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。」

心の扉を閉めるのも自分、開けるのも自分です。

では、最後に先生から皆さんにお礼を言わせて下さい。

アサンプション国際中学校の子どもでいてくれて、どうもありがとうございました。これは、偶然ではなく、神様からのお導きと、ご両親からのお導きでもあります。

ですから、お家に帰ったら皆さんからは、ご両親にお礼を言ってください。「やっと義務教育を終えました。これからは、自分で責任を持って高校生活を送ります。」

親の愛は、無償です。親は、自分を犠牲にしてでも子どもへの愛を選ぶんですよ。この3年間で、皆さんの身長がご両親よりも高くなっていませんか。立派に成長していく皆さんは、自慢の子どもなのです。

それでは、卒業生の皆さん、ここでの学びを大切に、神様から沢山の愛を頂いたこと、ご両親から無償の愛を頂いたこと、友達からも友情と言う愛をもらったことを大切にし、これから出会う人たちにこの愛を分け与えてください。これが、アサンプション国際の「隣人愛」です。

それでは、新たな一歩とそれに続く輝かしい未来に心から期待して、式辞とさせていただきます。

2023年3月20日 学校法人聖母被昇天学院
アサンプション国際中学校 校長 丹澤 直己 

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