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丹澤校長メッセージ67(2023年3月20日修了式~アサンプション国際の原動力~)

2023.03.22 丹澤校長メッセージ

今年度も本日で終わりです。この1年間を振り返ってみてどのような思い出がありますか?一番心に残ったことは何ですか?また、楽しかったことは何ですか?

きっと、一人ひとり異なるとは思います。学校はこの1年間、行事を通常に戻すことに力を入れました。皆さんと一緒にできた体育祭や学院際、修学旅行、そして最後は全校ワークで終えられました。中止していた行事を、先生たちがやりたいからと再開できる訳ではありません。ここに居る皆さんの力があってこそ行事を実施することができました。

授業で培った知識・考える力を教室以外で発揮するのが行事です。その時に、新たな自分の可能性を発見したり、友達との友情が芽生えたり、クラスが一つとなって大きな原動力になります。行事は人を育てます。

いま、テレビをつけるとWBCで戦う侍ジャパンの特集をよく見かけます。侍ジャパンも、今までは全勝ですよね。この勝ち抜く力を、彼らたちは「結束力」と言っていました。

結束力が試合で原動力になり、勝つことに結びつきます。結束力を固めるには、友達とのコミュニケーションが大切だと思います。
大谷選手の特集をみていると、常に周りに声を変えたり、励まし合ったり、周りに気を配ることを大切にしているのを皆さんもテレビを見ていて感じたと思います。
だから、コミュニケーション・結束力・原動力は、別々のものではなく、全て一連に繋がっています。

コミュニケーションが取れていると力強い人との繋がりになり、それが結束力になります。そうすると、色々な場面で100%以上に力が発揮でき、成功や何かを動かす原動力になります。これを、皆さんに養ってほしいです。勉強だけでなく、生き方を学ぶ心の持ち方を学ぶことが社会に出た時に重要です。

この知識導入と心の持ち方を学ぶためにアサンプション国際が創立されました。将来において生徒の皆さんがより良い社会・世界を創る担い手になって欲しいからです。例えば、困っている人に手を差し伸べる優しい心、食べる物や生活に困っている人に分かち合える心、争いのあるところには平和を願える心を持てる人に教育し、成長させるのがアサンプション国際の役割です。そのために、200年前に創立者 聖マリ・ウージェニーがカトリック・アサンプションの学校を創られたの始まりです。

マリ・ウージェニーが存在しなかったら、アサンプションの学校はなかったですし、ここに皆さんも存在しておらず、お互い出会っていませんでした。だから、皆さんは神様に導かれ、神様から見守られ、神様からたくさんの愛を貰い、自分の使命があるからこそここに存在しています。そして、皆さんの使命に向かって進みだすためにここに居るんです。

 

「何をしたら良いの?」って、思った人はいらっしゃいますか。一番簡単で難しいですが、神様からもらっている愛・お家の方から貰っている愛を、隣にいるお友達に優しい心で分けてあげる事です。分かち合える心、すなわち、相手の立場に立って考えてあげられる心を持ってください。

これは、目に見えないコミュニケーションですが、これが目に見えるようになった時には、侍ジャパンのように社会・世界を動かす原動力になって行きます。言い換えれば、これって、アサンプション国際の「誠実・隣人愛・喜び」です。

 

最後に、この1年間色々なことがあったけど、無事にこの日を迎えられたのは、皆さんの協力のお陰です。多くの生徒の皆さんがボランティア活動に参加してくれて、コロナへの対応に協力してくれて、ありがとうございました。マスクの着用も4月からは個人の自由になりますね。やっとです。3年間は長かったです。いざ、マスクを外すとなると恥ずかしく、外していいものかと思いますが、少しずつ皆さんの笑顔を見ることが増えることを楽しみにしています。学校は集団の場ですので、状況や場面によってはマスク着用をお願いすることもあるかもしれませんが、その時は協力してください。では、この春休み、健康には気を付けて、4月の新年度に元気に登校してくれることを楽しみにしています。

学年末試験で100点 校長室でケーキでお祝いしました。

2023年3月20日 アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己

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