WEB校長室
丹澤校長メッセージ114(11月5日 合同避難訓練~年齢の壁を越えて~)
2025.11.05 丹澤校長メッセージ
本日、2歳児つばさ園から高校3年生までが一同を会して合同避難訓練を行いました。
先生に手を繋いでもらいながら歩く2歳児さんたち、頭巾を被りながら避難する小学生たち、訓練を何度も経験している中学生・高校生たちが運動場に集まりました。
今日の避難訓練、本当によく頑張りました。
園児の皆さんも、小学生、中学生、高校生の皆さんも、真剣に参加してくれていた姿を見て、とても嬉しく思いました。
この「避難訓練」は、ただの練習ではありません。本番、つまり、実際に火事や災害が起こったときに、自分の命を守るための「いのちの訓練」です。
昨年、本校の近くで火災がありました。その時、小学生たちは別の校舎へ避難しなければなりませんでした。でも、慌てることなく、静かに、そして落ち着いて避難をすることができました。
なぜでしょうか?
それは、こうして日ごろから訓練をしていたからです。練習していたからこそ、本番のときに冷静に、自分も友だちも守ることができたのです。
だからこそ、今日のような訓練はとても大切です。おしゃべりをしながら、笑いながら行うものではありません。それは、これまで実際に災害や火事で命を落とした多くの人たちに対して、礼儀を欠く行動になります。命を守ることに、遊びはありません。
私たちカトリックの学校では、神さまが与えてくださった「いのち」を何よりも大切にします。
そして、訓練の中でも「自分の命を大切にすること」「友だちの命を守ること」、その二つが一つに結ばれるように、心を込めて取り組むのです。
今日の訓練で学んだことを、どうぞ忘れないでください。
どんな時も、落ち着いて行動すること。周りの人を思いやること。その姿こそ、皆さんが「いのちを大切にする人」として成長している証です。
先週は、幼稚園から高校生までが一つになってチャリティーデーを行いました。
そして今日の避難訓練も、同じように全ての学年が心を合わせて行う大切な行事です。こうして年齢を超えて共に行動できるのは、アサンプション国際ならではの素晴らしさです。
神さまが皆さん一人ひとりを守ってくださるように、皆さんもまた、互いを守り合う人になってください。
ここ箕面の地から、「隣人愛」すなわち「思いやり」を大切にし、命の大切さを発信できるアサンプション国際でいましょう。
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2025年11月5日
学校法人 聖母被昇天学院
アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己

