WEB校長室
丹澤校長メッセージ106(6月6日 ~国際交流から学ぶ多文化共生~)
2025.06.06 丹澤校長メッセージ
新年度が始まり、早くも2か月が過ぎました。この間にも、生徒たちはさまざまな体験を通して、確かな成長を見せてくれています。
中高生は校外学習で大阪・関西万博を訪れ、未来の社会や技術を自分たちの目で見て、肌で感じてきました。「行ってよかった!」「また行きたい!」という声が多く聞かれ、生徒たちの好奇心と学びへの意欲を再確認することができました。
また、授業参観では、保護者の皆さまの温かなまなざしと、お子さまへの深い愛情が校内のあちこちで感じられました。親子で一緒に学ぶ参加型の授業では、笑顔と笑い声があふれ、学びの時間がより豊かなものとなっていました。
本校の特色のひとつである国際交流も、いっそう活発に行われています。4月下旬からは、アサンプションのメキシコ校やフランス、ドイツからの留学生が来日し、本校で1年間学んでいます。現在は、フィリピン・イロイロ校からの12名の研修生も加わり、共に机を並べながら、多文化の中で学び合う毎日が続いています。
異なる背景を持つ生徒同士が出会い、互いの文化を理解し尊重し合う姿は、まさにこれからの国際社会を生きるうえで大切な学びです。茶道部によるお手前体験では、留学生が真剣なまなざしで日本の伝統文化に触れ、その姿に生徒たちも誇りを持って関わっていました。
こうした日々の中で、生徒たちは「知る楽しさ」だけでなく、「共に生きる力」を少しずつ育んでいます。これからも、国内外の多様な人々との交流を通じて、豊かな感性と広い視野を備えた人間に育ってほしいと願っています。
最後に、中間試験で100点をとった皆さん、おめでとうございます。なかなか100点は難しく、「99点だった・・・」と悔しがる声も聞きますが、たかが1点、されど1点です。
丁寧に学ぶ大切さを常に考えながら、期末試験に向けて頑張ってください。
2025年6月6日
学校法人 聖母被昇天学院
アサンプション国際中高等学校 校長 丹澤 直己