お知らせ

2026.10.19

平石校長メッセージ8「子どもたちの健やかな成長を願って ~七五三の祝福式~」

10月16日(金)、本校では1年生の七五三の祝福式を行いました。

 

当日は神父様にお越しいただき、子どもたち一人ひとりの健やかな成長を願って祝福していただきました。神父様から、「学校での色んなことに一生懸命に取り組むことが神様の国を受け入れることになる。」というメッセージをいただきました。

 

この日は、平日にもかかわらず、多くの保護者の皆様にもご参列いただき、子どもたちの成長をともに喜び、感謝する温かなひとときとなりました。

 

七五三は、日本で古くから受け継がれてきた伝統行事です。その起源につながる儀式は、千年ほど前の平安時代にまでさかのぼるといわれています。

 

かつては医学が十分に発達しておらず、幼い子どもが無事に成長することは、決して当たり前ではありませんでした。江戸時代の大名家に残る資料によると、子どもが無事に1歳を迎えることができるのは80%程度だったそうです。そのため、3歳、5歳、7歳という人生の節目を迎えることは、家族にとって大きな喜びであり、感謝すべきことだったのです。もともとは、3歳で髪を伸ばし始める「髪置」、5歳で初めて袴を身につける「袴着」、7歳で大人と同じような帯を締める「帯解」という儀式があり、男女でお祝いする年齢にも違いがありました。本校では、そうした伝統を大切にしながら、1年生の男の子も女の子も一緒に、その成長をお祝いしています。

 

また、七五三といえば「千歳飴」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。「千歳」には千年という意味があり、細く長い飴には「いつまでも元気で、長生きしてほしい」という願いが込められています。千歳飴は、単なるお菓子ではなく、子どもの幸せを願う家族の深い愛情を象徴するものなのです。今回、私は子どもたちに、今日までの成長は決して自分一人の力によるものではなく、家族をはじめ、多くの人々の愛情と支えがあったからこそであることを伝えました。

 

私たちアサンプション国際小学校が大切にしている「誠実・隣人愛・喜び」の精神も、こうした感謝の気持ちから育まれていくものだと考えています。自分が大切にされていることを知り、今度は自分が誰かを大切にする。誰かの喜びを、自分の喜びとして感じられるようになる。そのような心の成長を、私たちは何より大切にしたいと思っています。

 

式の最後には、子どもたちに校長としての一つの願いを伝えました。

「あなたがいてくれてよかった」と、周りの人から思ってもらえる人になってほしい。子どもたちが、神様の愛と多くの人々の温かなまなざしに包まれながら、心も体も健やかに成長し、周りの人に喜びを届けられる人になってくれることを願っています。

 

ご多用の中、ご参列いただきました保護者の皆様、そして子どもたちの成長をともに喜び、祝福してくださった神父様に、心より感謝申し上げます。

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