4月7日の始業式。
一つ学年が上がり、少し誇らしげな表情の子どもたちが体育館に集まりました。これから始まる新しい学校生活への期待感が、体育館いっぱいに広がっていました。
私はその子どもたちに、「学校がぐっと楽しくなる二つの魔法」があることを伝えました。
そして翌日、新しく入学してきた1年生にも、同じ二つの魔法を届けました。
小学校生活のスタートにあたり、まず大切にしたいのは、「安心して人とつながること」です。
その第一歩として紹介したのが、“挨拶”という魔法です。
子どもたちには、こう話しました。
「皆さんは、魔法が使えます。それは“挨拶”という魔法です。挨拶は、ただ声を出すだけではありません。『あなたのことを思っているよ』『仲良くしようね』という気持ちを届ける、世界で一番短い心のお手紙です。」
聖書にも、互いに心をこめてあいさつを交わすことの大切さが記されています。
自分から「おはよう!」と声をかけることは、相手の心のドアをそっとノックすること。その小さな一歩が、友だちとの関係をつくり、安心して過ごせる学校生活へとつながっていきます。
とはいえ、入学したばかりの子どもたちにとって、自分から声を出すことは簡単ではありません。
そこで、「もし恥ずかしかったら、にっこり笑って、ぺこりと頭を下げるだけでもいいですよ」と伝えました。それもまた、立派な“お手紙”だからです。
こうした小さなやり取りの積み重ねが、教室の空気をあたたかくし、一人ひとりの居場所をつくっていきます。
本校が大切にしている「安心して挑戦できる環境」は、このような日々の関わりの中から育まれていきます。
子どもたちが、毎日の中でたくさんの“お手紙”を届け合いながら、少しずつ学校に慣れ、自分らしく輝いていくことを願っています。
(※二つ目の魔法については、また別の機会にご紹介いたします。)