お知らせ

2024.03.18

丹澤校長メッセージ25(3月15日 〜卒業式〜)

Congratulations on your graduation day today.

Today is an important day for you just as it is for us. We celebrate the end of an important stage in your education and the beginning of a new one that will be exciting and even more challenging.

We wish you all the best for the future hoping that the seeds of Assumption Education that we planted in you will grow and bloom to become the adults who will make a difference wherever you may be.

保護者の皆様、お子様のご卒業誠におめでとうございます。
本日は、お子様の立派に成長した姿を見ていただき、ご一緒にお祝いできることを大変嬉しく思います。
教職員 一同、皆様の学院へのご協力とご理解に感謝申し上げるとともに、心よりお慶びを申し上げます。

 

 

 

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
本日、61名が、アサンプション小学校を巣立ちます。今年で学院は70周年を迎え、その節目で皆さんを卒業させられる喜びと希望で胸を膨らませています。あなた方がいてくれたから、今日のこの日が迎えられました。あなた方はアサンプション国際の大きな宝物です。

振り返れば、皆さんの小学校生活の半ばからは、新型コロナウイルスの影響で全ての行事が縮小・中止となり、多くの規制がかかった学校生活だったと思います。特に、小学校3年生の時、STAY HOMEのあと、分散登校で久しぶりに登校し、お友達と会えた時の皆さんの嬉しそうな笑顔は忘れることができません。色々な想いを経験したからこそ、充実した最高学年にしたいと皆が心を一つにし、エネルギッシュに前進してくれました。

 

それを間近で感じたのは、修学旅行に同行した時です。友達一人一人を深く知り、理解しあう姿勢は、大家族そのものでした。特に、フィールドワークで皆さんと周れたことは、とても温かい想い出として心に残っています。

フィールドワークでの先生の役割は、皆さんを陰で見守ることでしたが、いつの間にか、「校長先生、出発しますよ!」と声を掛けてくれ、仲間に入れてくれたのは大きな喜びでした。

この時、喜びは与えられるのを待つだけでなく、与えるものだと改めて実感しました。そういった時こそ、大きな原動力となり、周りの人、社会を動かすことができます。色々なところに気を配りながら学校全体を盛り上げてくれました。すなわち学院の原動力になったということです。下級生を導き、先輩として逆境に置かれても立ち向かい前進することの大切さを伝えてくれました。
これは、まさしくマリ・ウージェニーの教えである「苦しみは魂を強くする」ということです。
自らの意志と希望で学校生活は築かれます。アサンプション国際小学校の2期生として、しんどいこともあったでしょうが、共に歩み、分かち合いの気持ちを大切にしたからこそ、神様にたくさんの愛を頂き、自分らしく一歩を踏み出してくれたのではないでしょうか。
これらは、何よりも皆さんの内から溢れ出てくる「誠実・隣人愛・喜び」の精神が心に宿っているからです。本校の教育理念「LIFE・TRUTH・FREEDOM・GOODNESS・ONENESS」である、「エネルギッシュに誠実で、自分らしくポジティブに多様性を認める人」の証です。

先月1月に、先生はSr.村井と6名のシスター方と、フィリピンで行われたアジアパシフィック管区のセッションに参加してきました。色々な人種のアサンプションのシスター方や学校関係者が集まりました。そこで一番強く感じたのは、アサンプションは「世界のアサンプション」であるということです。
この箕面の地にいると、自分たちだけと言う想いですが、世界に出るとアサンプションは無敵で、LIVE TOGETHERです。
これからの皆さんは、自分たちの手で世界を掴みにいく時代です。それは、5年後、10年後、20年後になるかもしれません。その時、「アサンプションファミリー・世界のアサンプション」の意味を実感してくれる時があると信じています。

聖書にもこう書かれています。

「求めなさい。そうすれば、与えられる。
探しなさい。そうすれば、見つかる。
門をたたきなさい。そうすれば開かれる。
だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。」

心の扉を閉めるのも自分、開けるのも自分です。さあ、勇気と自信を持って広い世界を見てください。

最後に一言伝えさせて下さい。
皆さんの教室に行くと、いつも温かく笑顔で迎えてくれてありがとう。
沢山の勇気と愛をありがとう。
アサンプション国際小学校の子どもでいてくれてありがとう。
そして、先生の後輩でいてくれてありがとう。
皆さんのことは誇りに思います。

そして、お家に帰ったら皆さんからも、お家の方にありがとうのお礼を伝えてください。
小学校6年間は短い様で長く、子育ては喜びと同じくらいの悩みや忍耐があるんですよ。
親の愛は、無償の愛です。立派に成長した皆さんは、自慢の子供なのです。

それでは、卒業生の皆さん、新たな一歩とそれに続く輝かしい未来に心から期待して、式辞とさせていただきます。

2024年3月15日 学校法人聖母被昇天学院
アサンプション国際小学校 校長 丹澤 直己 

 

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