WEB校長室

校長メッセージ51(「考える君(きみ)」と並走しながら!(その3))

2019.02.25 江川校長メッセージ

みなさん、こんにちは。校長の江川です。

「光陰矢の如し」 一年が本当に早いです。

糸永生活指導部長が生徒指導通信を発行されています。
2月8日に発行された第11号に掲載されている、腰塚勇人先生の「命の授業」という講演を聞かれた時のお話に注目したいと思います。

“腰塚先生は、自分が絶望の中から「生きる」ということについて考え、人に助けられた体と命を使って、次の5つの誓いを守って生きていこうと決めたそうです。

「口」は、人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう。
「耳」は、人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう。
「目」は、人のよいところを見るために使おう。
「手足」は、人を助けるために使おう。
「心」は、人の痛みがわかるために使おう。

腰塚先生の講演を聞いたときに、米津玄師(よねづけんし)さんの「WOODEN DOLL」という歌が頭に浮かびました。有名な方なので、多くの人が知っていると思います。全文を示したいところですが、著作権の関係で不可能なので、歌詞の一部だけ引用しておきます。

 

WOODEN DOLL
作詞・作曲:Kenshi Yonezu

【省略】
あなたが思うほどあなたは悪くない
誰かのせいってこともきっとある
痛みを呪うのをやめろとは言わないよ
それはもうあなたの一部だろ
でもね、失くしたものにしか目を向けてないけど
誰かがくれたもの数えたことある?
忘れてしまったなら無理にでも思い出して
じゃないと僕は悲しいや
【省略】

 

全文を読まないと分かりにくい部分もあると思いますが、とても良い歌だと思うので一度聞いてみることをお奨めします。
【参照】youtube より 米津玄師 MV「WOODEN DOLL」https://www.youtube.com/watch?v=QA_p90T6oy4

この歌は「僕」が「あなた」に語りかける内容なんですが、ここに出て来る「あなた」は自分に全く自信がない人物です。自分に自信がないのにそれを認めるのがイヤで、反動で周りを見下し、人にも自分にもウソをつき、人を信じず拒絶して、そんな自分をまた嫌いになる。そんな人物に見えます。そして、「あなた」に「僕」がこう投げかけます。

『失くしたものにしか 目を向けてないけど 誰かがくれたもの 数えたことある?』

生きて存在していること、それ自体が誰かに世話になり、誰かの役に立っていることの証明でもあります。一度は人生に絶望した腰塚先生が気づいたのは、こういうことではないでしょうか。この歌がいう「誰かがくれたもの」は勿論ですが、それと共に「誰かにあげられるもの」も数えてみてはどうですか?”


【引用】生徒指導通信 第11号より

 

糸永生徒指導部長をはじめ本校の教職員は、いつも生徒のみなさんと「並走」しています。腰塚勇人先生の5つの誓いを教えながら、ご自分が今素敵と思っている歌を紹介しながら…

以前、お話した内容です。「あなたがたは「未来地図」を持って、生きているのではないでしょうか?未来地図はスマホでは検索できません。未来地図に沿って並走していく私たち教職員は「方位磁石」を持って、正確に並走していると思います。道標のある未来地図ではなく、いつか、あなたがたは「方位磁石」を持って、自分で考えながら歩んで欲しいのです。並走している私たちから「方位磁石」受け取って…」
この「方位磁石」こそが、教職員からのメッセージだと思います。

 

“学びは与えられるものではなく、自分から見つけていくもの”なのです。
みなさんが見つけていかれるように、いつか「方位磁石」を自らのものにしている日を目指しながら、「並走」したいです。「並走」している先生方のこと、いつも忘れないで下さい。

本学院のモットーは「誠実 隣人愛 喜び」「世界の平和に貢献する人の育成」です。

『マタイによる福音書』第22章39節に「自分を愛するように、あなたの隣人を愛せよ」とあります。いつも忘れないで下さい。

第3学期期末試験、みんなでがんばってください。
気候の変化が激しい今日この頃です。体調管理には充分留意して下さい。

 

アサンプション国際中学校高等学校 校長 江川昭夫