WEB校長室

校長メッセージ46(漫画家 さくらももこさんを偲んで)

2018.11.26 江川校長メッセージ

みなさん、こんにちは。校長の江川です。

朝晩の寒暖の差が大きくなっている今日この頃です。
箕面の紅葉も楽しめる頃でしょうか?

2学期の行事は9月最初のスピーチコンテストから始まり、学院祭、チャリティーデー、追悼ミサ、球技大会と大きな行事がたくさんありました。その間、各学年校外学習、中3沖縄修学旅行、部活動の発表の場として試合や発表会、人権研修会、各種検定試験など、「行事」と位置づけられるものもありました。

私は学校教育の現場で「行事が人をつくる」ということが大切だと考えています。
「行事」の中で必ずしも上手くいくことばかりではないはずです。むしろ、つらく、失敗することの方が多いと思います。どう、上手くいったのか、どう、乗り越えたのか、どんな人が手を差し伸べてくれたのか、などを心に刻んで欲しいのです。

キリスト教において11月は、「死者の月」と言われています。

今月の中旬に、漫画・アニメ「ちびまる子ちゃん」で知られる漫画家・さくらももこさんが亡くなったという知らせをみなさんは聞いていることと思います。享年53歳。ご冥福をお祈りいたします。

次の詩はさくらももこさんの作品であること知っていますか?

 

ぜんぶ

大切なことは
ぜんぶここにある。
泣くこと 笑うこと
怒ること 喜ぶこと
あたりまえの気持ちは
あたりまえのものとして
そのまま 今ここにある。
もうどこへも行かなくても
なんにもしなくても
どこへ行っても
何をしても
ぜんぶそのままだ。

引用元:集英社文庫

 

2003年に発表された詩集「まるむし帳」に収められている一遍で、作曲は相澤直人さんです。合唱曲「ぜんぶ」https://www.youtube.com/watch?v=WLVXJbtigXY(歌:hamoia ensemble)です。
一度、聴いてみてください。 何か、心に沁み込むものがあります。

「大切なこと」ってなんでしょう?

すでに手元にある、長所があったり、短所があったり、学ばなければならない所もあったり、「他者とのかかわり(=「行事が人をつくる」)の中で、自分の中にある大切なものを見出す。」というようなことを私は頭に思い描きました。

来月初旬には、第二学期期末試験が待っています。

学習面で私がいつも口にすることです。「自分を愛するように、あなたの隣人を愛せよ」とマタイによる福音書第22章39節に書かれてあるとおり、勉強もわからないところは教え合い、クラス全体の成績向上を目指してください。

本学院のモットーは「誠実 隣人愛 喜び」「世界の平和に貢献する人の育成」です。自分自身のことがままならない人もこの機会に学院のモットーを再確認して日々の生活に臨んでもらいたいと思います。

気候の変化が激しい今日この頃です。体調管理には充分留意して下さい。

 

アサンプション国際中学高等学校 校長 江川昭夫